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2025-05-22

鮫島事件について

鮫島事件とは、1968年日本経済新聞記者中国スパイ容疑で逮捕された事件です。

事件の経緯

逮捕されたのは、当時日本経済新聞社の北京特派員だった鮫島敬治(さめじま けいじ)記者です。

1964年9月鮫島氏は戦後初の日本常駐記者として中国に赴任しました。

文化大革命が激化する中、他の日本記者が次々と国外追放となる状況下で、鮫島氏は北京に留まって取材活動を続けていました。

1968年6月7日鮫島氏はスパイ容疑で中国人民解放軍北京市公安局軍事管制委員会逮捕拘留されました。

中国側の発表

1969年12月鮫島氏が釈放され国外追放となった際、北京放送は「鮫島記者の衣をまとって大量の情報を盗み米日反動派に提供した。大量の事実を前に罪を認め、関係当局は寛大に処理し、国外追放を決めた」と発表しました。

事件の影響とその後

鮫島氏の逮捕は、日中間の記者交換協定にも影響を与えました。

鮫島氏は約1年半にわたる拘留生活を送りました。

1972年日中国交正常化後、1977年には李先念副首相(当時)が鮫島氏に陳謝し、名誉回復されました。

鮫島敬治氏について

1932年大連まれ大阪外国語大学卒業後、日本経済新聞社に入社

北京特派員編集委員論説委員、論説副主幹大阪本社編集局長などを歴任し、1985年取締役1992年専務就任しました。

2004年に72歳で亡くなっています

この事件は、文化大革命という特殊政治状況下で、日中関係がまだ正常化していなかった時代に起きた出来事として、記憶されています
  • まじかよ。 いまごろ鮫島事件の謎が解けるとは思わなかった。すべて中国共産党の工作だったんだな。 ネットで検索すると 「「鮫島事件」とは、匿名掲示板2ちゃんねるなどでときおり...

    • 朝日新聞「KY」事件と同じだな。 朝日新聞東京本社カメラマン本田嘉郎が珊瑚に「K・Y」の文字を入れて傷をつけた事件を多い隠すために、「安倍はKY」という変な言葉を流行させ...

記事への反応(ブックマークコメント)

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