木次線を走るキハ120系気動車をイチョウの香りが漂う場所へ来てみた。
木の枝からだいぶ葉が落ち、銀杏の実が含まれていて、独特な紅葉の庭と化していた。
トロッコ列車奥出雲おろち号が走っていた時のことを思い出しながら、列車を待ってみた。
曇天模様だけど、庭に黄色い葉が敷き詰められて、想像以上に明るい雰囲気が醸し出されていた。
そして、時刻表通り1両編成の真っ赤な列車がやってきた。
相変わらずこの場所からは列車のすべての姿が見えない。
でも、全て見えなくても、良いのかもしれない。
撮った後そんなことも思えた。
全て見えていても、それでめでたしとは言えないのかなと思えたから。