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トヨタ自動車とパナソニックの住宅事業会社「プライムライフテクノロジーズ」は、車いすの高齢者が自宅から自動車にスムーズに移動する技術開発を進めている。今後、リフォームや新築住宅の機能としての提案を目指す。
愛知県刈谷市の展示場で報道陣に公開した実験では、リビングから外のデッキに出た車いす利用者が、車の高さまで昇降機で下り、スライドドアから車に乗り込んだ。リビングの引き戸や昇降機、車のドアは連動して動くように制御している。スロープより省スペースで済むという。
この技術はプライムライフとトヨタ自動車、ミサワホーム総合研究所が共同で実証実験を重ねている。事業化は検討中だが、担当者は「車いす利用者が積極的に外に出るきっかけを作っていきたい」としている。