ロンドンに向かう列車内で乗客が刺され11人負傷・うち2人重体…英国籍の男2人逮捕、動機は不明
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【ロンドン=横堀裕也】英中部ケンブリッジシャー州を走行中の列車内で1日夜(日本時間2日未明)、乗客が刃物で相次いで刺された。警察当局は計11人が負傷して治療を受けており、うち2人が重体だと発表した。警察はいずれも英国籍の32歳と35歳の男2人を逮捕し、「現時点でテロだということを示す情報はない」としたが、詳しい動機などは不明のままだ。
発表によると、列車は中部ドンカスター駅を出発し、ロンドンのキングスクロス駅に向かっていた。1日午後7時40分頃に「多くの人が刺された」と通報があり、列車はケンブリッジシャー州のハンティンドン駅で緊急停車した。
英BBCによると、警官隊が緊急停車した列車に乗り込み、スタンガンの一種「テーザー銃」を使って刃物を持った男らを拘束したという。乗客らはBBCの取材に対し、「列車内は血の海だった。緊急通報のアラームを鳴らし、車内の後方に必死になって逃げた」などと襲撃時の恐怖を振り返った。
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