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スナク英首相、核の脅威「キューバ危機以来」…ロシアの核による威嚇に危機感

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 【ロンドン=蒔田一彦】英国のスナク首相は13日の演説で、ウクライナへの侵略を続けるロシアのプーチン大統領が核兵器の使用をちらつかせていることについて、核戦争のリスクが冷戦期に起きたキューバ危機以来の水準に高まっているとの認識を示した。脅威に対抗するため、英国が核抑止力を含む防衛力の増強を図る必要性を訴えた。

13日、ロンドンの調査研究機関で演説するスナク英首相=ロイター
13日、ロンドンの調査研究機関で演説するスナク英首相=ロイター

 スナク氏は英調査研究機関で演説し、「プーチン氏の無謀さによって我々はキューバ危機以来どの時点よりも核戦争の勃発に近づいている」と述べ、危機感をあらわにした。1962年のキューバ危機では核戦争の瀬戸際まで米ソ間の緊張が高まった。ロシアは今月6日、戦術核兵器を運用する露軍部隊の演習を近く行うと発表するなど、核による威嚇を繰り返している。

 スナク氏はロシア、イラン、北朝鮮、中国を「権威主義国家の枢軸」と表現し、これらの国が「連携して我が国や我々の価値観を弱体化させている」と非難した。演説後の質疑応答では、2030年までに国防費を国内総生産(GDP)の2・5%に引き上げる方針を改めて示して「力による平和」を唱え、「我々は抑止力を回復させなければならない」と強調した。

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