カプコンは10月26日、ゲーム「ストリートファイター6」の世界大会に関する声明を発表した。同社は9月、同大会のライブ視聴を有料化すると発表したが、これまで無料だったことから、その方針が物議を醸していた。これについて、同社はその理由などを説明している。
今回、物議を醸したのは2026年3月に開催予定の「CAPCOM CUP12」と「ストリートファイターリーグ: ワールドチャンピオンシップ 2025」の2つの大会。これまで無料で大会をライブ視聴できたが、カプコンは今大会からライブ視聴権を4000円で販売するとしていた。しかし、突然の有料化に戸惑ったユーザーからは、この方針に否定的な意見が相次いで上がっていた。
カプコンはこれらの意見を受け、ライブ視聴権の価格調整を行うと発表。当初は10月下旬に発表する予定だったが、27日時点でもまだ検討を続けているため「準備が整い次第案内する予定」に変更した。また、ライブ視聴の有料化を決めた背景として、以下の理由を新たに発表している。
「今回のライブ視聴を有料化する決定の背景には、弊社eSports事業を中長期的に持続可能な形で推進し、参加選手/チームをはじめ関係パートナーの皆さまや関連事業分野への再投資を通じて、国際的に競争力のある大会へ成長させていくという方針がある」(カプコン)
この発表を見たXユーザーからは「ライブ視聴で金を取るのではなくて、物販やゲーム内アイテムで金を取るべき」「今の規模で続けるのが無理なら縮小していい」「有料化が反対されてるのではなくて、まだ早いって思ってる人がほとんどでは」「有料化自体はいいが、それだけの何か付加価値がないと出したいと思わない」などさまざまな意見が飛び交っている。
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