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全13回その先に見えたもの
暮らしの中で感じた疑問や矛盾に、声を上げるのか、やり過ごすのか――。31日に投開票される衆院選を前に、針路を見定め動き始めた若い世代を7回にわたって取り上げます。
第1回
無関心じゃない声なき声 ママが得た2932票、手探りの市議補選
7月18日の夜、小学生と保育園児の子ども3人を寝かしつけた崎山華英さん(31)は、自宅のリビングで、スマートフォンを手に地元の千葉県旭市の市議会議員補欠選挙の開票状況を確認した。「得票数2932票」無・・・[続きを読む]
2021年10月18日 10時30分
第2回
障害者取り残さない 全国巡り「交点」探し 模索する18歳の旅
中学生の頃からの夢だった文化や観光を生かしたまちづくりに携わりたい。そう思って憧れの大学を受験したのに、「志望理由書に書いた『大好きなまち』の中に、弟のような障害者はいませんでした……」。愛媛県新居浜・・・[続きを読む]
2021年10月19日 10時00分
第3回
虐待受けた18歳を救えない国 「大学はぜいたくか」生活保護を問う
児童虐待の経験者と支援者という2人が、ネットで署名を集め始めた。「虐待から逃げた18歳。頼みの綱は生活保護です。どうか選択肢をください」。活動で掲げるこの文言の裏側には、2人の実体験があった。虐待を受・・・[続きを読む]
2021年10月20日 10時00分
第4回
「子どものため」 だから我慢、じゃなく声を上げる保育士
「保育現場には問題が山積みです」「現場の実態を一番知っている現場が声をあげなくて、誰が問題を指摘するのか――。今まで溜(た)まっていた澱(おり)を吐き出すような気持ちでいま、こうして寄稿しています」東・・・[続きを読む]
2021年10月21日 10時00分
第5回
孤立する学生、自ら支援団体立ち上げ 「助けて」が言える社会に
10月上旬、仙台市にあるオフィスビルの会議室に、大学生7人が集まった。市内を拠点に、コロナ下で孤立しがちな学生らを支援する学生団体「はぐね」のメンバーだ。「コロナで自由に活動できず、人と関わりたかった・・・[続きを読む]
2021年10月22日 10時00分
第6回
増えた共働き、でも収入は伸びず… データから見た家計の変化
「どのタイミングで妊娠すれば、いちばん保育園に入りやすいでしょうか」ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんは、この10年で、こうした質問を受けることが一気に増えたそうだ。仕事に穴を開けず、家計への影・・・[続きを読む]
2021年10月24日 10時00分
第7回
選択的夫婦別姓 「女の『姓』を返して」の井上治代さんの思い
結婚する時に夫婦が同じ姓にするか、別の姓にするかを選べる「選択的夫婦別姓」。導入の是非が、今回の衆院選で争点の一つになっています。30年以上前から著書などで導入の必要性を訴えてきた社会学者、井上治代さ・・・[続きを読む]
2021年10月25日 10時00分
第8回
「なんで助けてくれないの」母親は笑顔を失った 取り崩した子供貯金
私たちの暮らしを守ってくれるはずの政府の「セーフティーネット(安全網)」は穴だらけ――。コロナ禍で見えてきた現実です。自転車操業のような家計のやり繰りが続く、ひとり親家庭を取材しました。助けが必要でも・・・[続きを読む]
2021年10月26日 07時00分
第9回
「頑張ったと言っていいですか」 コロナ下で中退を「選択」したワケ
頑張ったと言っていいですか――。親に頼らず大学生活を送ってきたものの、コロナ下でバイトがなくなり中退を選択した若者の言葉です。低所得世帯向けの支援策は拡充されていますが、学びの機会を諦めざるを得ない若・・・[続きを読む]
2021年10月27日 12時00分
第10回
エッセンシャルワーカーの賃上げ、持続可能か 事業所運営者が問う
介護や障害福祉、保育などの現場のエッセンシャルワーカーたちは、コロナ禍でも人々の生活を支えるために働いてきた。衆院選では各党が介護職などの賃上げを公約に掲げたが、訪問介護事業所を運営し、自身も障害があ・・・[続きを読む]
2021年10月28日 12時00分
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