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株式会社イリンクス社長blog

ゲーム会社イリンクス社長のblogです

CEDEC2025無事閉幕

今年もCEDECが無事終了しました。去年に続き、今年も運営委員として参加しましたが、今年は初めて「招待セッション」を担当しました。

ご登壇いただいたのは、慶應義塾大学理工学部の教授であり、人工知能学会の会長も務められている栗原 聡先生です。招待講演は、普段は一般公募には応募されないような方にお声がけすることが多く、今回は知人のつてで私の方からお願いしました。

講演内容については、4Gamerさんが記事にしてくださっているので、ぜひご覧下さい。
www.4gamer.net

講演終了後、先生とご一緒に食事をしながらお話しをしてた際に質問されたのが
CEDECは業界の方々が、こぞって自社のとっておきの話されてますが、実際どこまで話されてるんですか?全てという訳ではないですよね?」
でした。

全てでは無いにしても、かなり重要な部分まで話している旨を伝えた所、かなり驚かれ
「凄いですね。こんなオープンな業界は他にないのでは?」
と、おっしゃってました。

確かに改めて考えると、大規模の勉強会はデブサミAgile Japan、GoogleCloudなど色入ありますが、それでも規模感が全然違うんですよね。例えば全IT企業を対象にしたデブサミですら50講演くらいですが、CEDECは200講演以上あります。

市場規模としてはIT業界や自動車業界に比べるとゲームの方が圧倒的に小さいのに、何故ゲーム業界はここまでオープンに情報を出すのか。いくつか理由は思い当たるのですが、最終的には「みんな"子ども心"を持っているから」というのが一番しっくりくる気がします。

「見てみて!すごい技術を発見したんだよ!」
「聞いて聞いて!すごく面白いアイデアを思いついたんだよ!」

こんなふうに、損得勘定抜きで純粋に話したい人達が他業種より多いのかもしれません。

運営委員としての活動は時間も取られますし大変なことも多いのですが、栗原先生との出会いをはじめ、様々な気づきや刺激があるのが魅力ですし、他業種の方に凄いと思われるこのCEDECというイベントも本当に素晴らしいと思っています。

「石の上にも三年」とも言いますので、来年も頑張ろうと思います。

Switch2が当たらない

Swtich2、ついに第4回抽選もハズレました(多言語版)。

「ゲーム会社だったら簡単に手に入るんじゃないの?」と良く言われたりしますが、開発会社は開発機であれば購入できるのですが、商品に関してはそういった優先等は各プラットフォーマーさん含めて一切ありません。

「じゃあ開発機を買えば?」となるのですが、開発機で市販ゲームは遊べません...遥か昔だと遊べたんですけどね。つまり開発機ではマリオカートが遊べないのです。

と、思ってたらスタッフが当てて、会社に持ってきてくれました。


大変有難くはあるのですが、「xxxさん当てたんですね!凄い!それに比べ...」「社長がずっと応募してる会社用っていつ当たるんですか?」などなど、チクチク言われてて針のムシロ状況です。

最近ふと思ったのですが。

今回会社のメアドで応募しているのですが、実はそれが駄目だったりするんですかね?(法人は後回しで個人が優先されている)
それとも私の運が悪いだけなんですかね?

何にせよ次回応募は7月以降なので、しばらく針のムシロは続きそうです。

6年ぶりのリアルGDC報告会

土曜日にIGDA主催のGDC報告会に行ってきました。コロナ禍以降オンライン開催でしたので、今回は6年ぶりのリアル開催です。

今まではスクエニさんの会議室をお借りしてたのに、今回は東銀座の京劇の2Fだったので「会場費高そう...」と思っていたら、新しく後援に入っていただいたVIPO(特定非営利活動法人映像産業振興機)さんの会議室とのこと。ありがたいですね。

また、会の冒頭にVIPOさんが補助金の話をされてたのですが、これが意外とゲームで全然使えるものばかりで驚きました。今後自社で海外のイベントに出展したり、ローカライズする際には絶対連絡取ろうと思いました。
www.vipo.or.jp

その後のGDC報告会の内容もバラエティに富んでいて、皆さん違う視点からGDCを語られてて非常に面白かったです。アジェンダは以下の通りでした。
GDCのこれまでとこれから
・ゲームAIのトレンド報告
・3DCGと技術系報告
・alt.ctrl.GDC出展報告
ゲームデザイン報告
・インディゲーム報告

また、その後の懇親会でも講演者の方々は殆ど残って下さったので、更にディープなGDCの話が聞けて、こちらも面白かったですね。

リモート開催になって暫くGDC報告会から遠のいてましたが、これからは毎年頑張って参加しようと思います。

GCC2025に参加

去年に続き、今年もゲームクリエイターズカンファレンス(GCC)に行ってきました。場所も去年と同じく グランキューブ大阪ですが、講演数は何と去年の約2倍!

実はGCCも他に漏れずコロナ禍の影響で、去年が数年ぶりのリアル開催復活で、今年はやっと今まで通りの開催規模に戻ったそうです。つまり去年が小さかったんですね。

内容としては通常の講演だけでなくスポンサーセッションもあり、ミドルウェアブースもありと非常に充実してました。あとCEDECより年齢層が若めだったのが印象的でしたね。

講演の後は会場となりのリーガロイヤルホテルで懇親会でしたが、ホテル開催だけあってキレイで広々!懇親会だけ参加という方も結構多いようで、全体的にCEDECよりも交流会としての側面が強いように感じました。ひょっとするとGame Tools & Middleware Forum (GTMF)大阪との棲み分けなのかもしれませんね。

またタイミングが合えば、来年も是非参加したいと思います。

あっという間に年末

気がついたらもう年末と言うことで、前回から結構Blogが空いてしまいました。

今年はタイトルの発売やCEDECの運営などで、ずっとバタバタしていたイメージですね。私は更に次のタイトルのお話もしないといけないので、中々に大変です。

弊社のような少人数のデベロッパーは、ゲームタイトルを数件しか同時に作れないのと1タイトルが3年くらい掛かるので、数年に1回1本タイトル確保できればOKなのですが、その分1つに対する比重が高いので内容や条件面など慎重に吟味する必要があります。

大変ではありますが、その分色々なお話が聞けてワクワクもしますね。

良いご縁がありますように。

ちなみに弊社は未だに紙の年賀状をお世話になった方へ送っているのですが、今年は特に結構な量になってしまいました。結局初回発注分では全然足りず、現在追加分が届くのを待ってる状態です。こりゃ25日間に合わないかもですね...

CEDEC2024で初運営参加

今年もCEDECが無事終了しました。今年始めて運営委員で参加しましたが...めちゃ大変でした><
公募の確認から招待セッションの折衝、山もりの決め事に当日のアテンドなどなど...CEDEC開催の裏でこれだけの事が行われたんだと、頭が下がる思いです。

ただ、私も思い返せば2000年頃の明治大学開催時代から参加させて貰ってる事考えると、これくらいの恩返しはしないとなーとは思います。

とは言え大変なだけでは当然なく、楽しいことも盛り沢山。初日のウェルカムレセプションパーティでは講演者の方々とお会いでき(キングオージャーのお話色々聞けて大満足でした)、2日目のDevelopers' Nightや3日目のProCEDECでは懐かしい顔ぶれと色々話したりと毎日が充実。

そして忘れてはいけない万葉倶楽部。夜に集まってみんなで露天風呂&サウナに入り、食堂で業界の仲間と話し込む。

特に今年は久々の制限無し現地開催だったので「コロナ前はこうだったなー」と懐かしく思いつつも目一杯楽しみました。(その分、翌日は14時間ほど寝てましたが><)

来年のCEDECも成功させるべく、また秋ごろから頑張ります!

夏はゲーム業界大忙し

前回の記事からまた少し期間が空いてしまいました。

実はゲーム業界は初夏から夏にかけてイベント目白押しで、大忙しだったりします。
まず代表的なのは採用関係ですね。4月~8月頃は会社説明会や応募対応などが沢山あります。

次がゲームの展覧会やeスポーツ系
・Anime Expo 7/4~7/7
・Bit Summit 7/19~7/21
・EVO 7/19~7/21
・China Joy 7/26~7/29
・GamesCom 8/21~8/25
東京ゲームショウ 9/26~9/29
以前はここにE3もありましたが、こちらはコロナの影響で無くなりました。

あとはゲーム開発者の勉強会である
CEDEC 8/21~8/23
というのもあります。

...何故イベントって夏に集中するんですかね?
昔から結構不思議だったりします。

あと、イベントと言えばお盆休みというのもありますね。
スケジュールを作成する身からすると、お盆と年末年始の調整は結構大変です。

そんなこんなでバタバタとしていますが、華やかなイベントばかりなのでワクワクする時期ですね。

今年はTGS、空調が壊れてませんように,,,,